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そこまで・・・

朝、唐突に、ゆ~が
「お母さん、ゆ~がもし万引きしたら、どーする?」
と言ってきた。

ちょっと色々考えたけど、
「バシッとはたく」
と言ったら、ふーんと言う返事。

なんでそんなことを唐突に言い出したんだろう?
・・・ま、まさか万引きに興味があるとか?
どうしたもんだか、と思っていたら、

「こないださー、学校で、防犯教室があったんやけど、
先生たちが劇してさー。

担任の先生が、万引きする役でさー。

ゆ~、先生が万引きする役するのを見てると悲しくなって
見たくなくなったんよ」

とこれまた唐突に話し出した。

ははぁ、なるほど、それでか。と思って、
あれこれ聞いてみると、こんな内容やった。

今の担任の先生を、ゆ~はとても好きなのだが、
その先生が、万引きをする役で、
先生が万引きをするというのを見るのが、とても悲しく思って
見るのが辛かったそうだ。
(その劇の内容も詳しく教えてくれた)

で、終わった後に
「先生が万引きをするのを見て悲しかった」
と先生に話したら、先生が笑って
「それくらい演技が真剣みがあったように見えたんやね」
と言ってくれたそうなのだが、

ちょっと違って、

好きな先生が万引きするなんて・・・と悲しくなったんだそうだ。

そこまで感情移入してみてるってすごいな、と思ったし、
好きな先生が悪いことをするのを見るのも辛いっていう
その感情もなかなかすごいなと思った。

そして、
「本当は、それを見てるときに、悲しくなって、
立って、
先生をバシッとたたいてやりたかった」
(なんでそんなことするん!って意味でたたきたかった)
と言うんですよ。


「やっぱり親子やね。
お母さんと同じこと思ったんだー」
と言って、2人で大笑いした。


万引きに興味があるとかで聞いたんじゃなくて、
その話(先生が万引きするのを見るのが劇でも辛かった)って
ことを言いたかったんだな。

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